エントランスにオブジェと植栽の工夫

2009年竣工時の「ウォーガコルテ西馬込アジールコート(WRC造5F 2575㎡)」エントランスの植栽です。アイストップ(eyestop)にオブジェを設置。写真ではわかりずらいですね。竣工当初は植栽はまだチョボチョボでした。

 

左の写真が4年後の2013年、右が7年後の2016年です。上段花壇は想定通りに花壇からアイビーが下垂し始めました。新緑・花・木陰・紅葉・陽光、四季を感じさせるのには落葉樹。プラス色どりが寂しい冬対策に常緑樹などのバランスを考慮し、年月を経過したあとのエントランスまわりの植栽に工夫した参考例です。植栽は奥が深いです。

壁面緑化、無垢外壁材のシルバーグレー退色

 

左の写真が弊社「colpisosビル(RC造5F 144㎡)」竣工翌年の2006年の玄関付近の様子。壁面緑化に朝顔を植えてみました。ちょうな掛けの松無垢材は無塗装で、まだ木目鮮やかでした。右の写真が旗状敷地の住宅の路地を植栽した参考例。(弊社設計ではありませんがとてもいい雰囲気です)
ちなみに弊社ビルテナントも10年後でも競争力を維持し周辺家賃相場より高く貸し、満室が続いております。

7年後2013年の弊社ビルちょうな掛けの松無垢材の外壁の様子。無垢材はシルバーグレーに退色。京都の町屋や寺院のようにシルバーグレーで安定化し趣きがでています。

 

左の写真が2006年竣工時の「アジ―ルコート品川(RC造9F 651㎡ 現代日本の建築3ART BOX IN JAPAN掲載)
右が同ビルの10年後2016年の植栽の様子です。灌木も育ちシンボルツリーは2階のバルコニーに届くようになりました。
弊社で設計した物件の家賃相場を検索して貰えば解りますが,相場より高く貸しております、この物件も10年後でも競争力を維持し周辺家賃相場より高く貸し満室が続いております。

ビオトーブやオブジェで一工夫

 

右の写真は弊社打ち合わせコーナーに設置した水鉢(メダカと蓮5x緑)小さなビオトープです。
左の写真同じく打ち合わせコーナーに置いた立体植木です。外構でも応用出来そうです。路地の植栽やマウンド代わりになります。塀や擁壁代わりに植栽を立体化して使用できます。数万円で灌水装置もあり雨水を利用してもいいと思います。給水機能さえあれば「ミニ里山」になります。

2010年竣工の「サンクレール大久保(WRC造3F+B1F 196㎡ 賃貸住宅雑誌「地主と借主」vol.30 サンクレール大久保掲載)です。エントランスに林檎の木彫(予算数万円)を設置しました。枕木を切断し台にしてあります。高額なアート作品ではなくても十分に効果的な差別化になると思います。ワンルーム住人の毎日の癒しになっています。

壁画

 

2016年竣工「ヴィラージュドクロシェビル(RC造10F 603㎡)」の共用階段の壁面に1階から10階まで通して壁画を画家に依頼しました。左の写真は壁画のためのエスキースです。実際の右の写真と見比べて下さい。
エントランスやゴミ置き場など共用部に「騙し絵」の壁画も面白い。

2014年竣工「メイクスデザイン池上アジールコート(WRC造5F 1483㎡)」のゴミ置場に制作した壁画です(実は付近の景色を、無理を言って現場監督の若衆に描いてもらいました)。

セルフビルド

 

「画家のアトリエのリフォーム」のさい、手摺を6x4cmの角材を手斧掛けセルフビルドしました。世界で一つだけの手摺となりました。伴場の手斧貸しますのでご興味のある方は是非チャレンジしてください。自分でやれば材料費のみで、しかもお好きな方には趣味と実益を兼ねて市販にはない魅力となります。右の写真が箱階段に間接照明を施しセルフビルドの手摺を設置した例です。アトリエリフォームの中でもこの手摺を一番お気に召していただけました。

省スペースで足が伸ばせるユニットバス

 

「アジールコートシリーズ」のユニットバスです。 ファミリーで使うUB1418と同じサイズの浴槽を縦型に配置して小型のUB1116で実現したものです。大手メーカーでこのサイズはありません。省スペースでも足の伸ばせるユニットバスが入った共同住宅は大きな魅力です。

2014年竣工「メイクスデザイン池上アジールコート(WRC造5F 1483㎡)」のペット足洗い場です。 ペット飼育可のマンションは必須条件となってきました。

 

2011年竣工の「マンション高輪(旧耐震RC造、フルリノベーション分譲)」の内部の工夫です。
左の写真が、限られた空間で収納を増やす工夫例です。廊下上に吊戸を設け収納スペースを増やします。 右の写真がウォークインクローゼット内です(可動式2段パイプと1段パイプ)。小さな工夫の積み重ねが差別化になります。